4. 私とラム肉 - 幕間
あまりにもラム肉が手に入らないために、インターネット肉屋に発注をかけた。ラムのラックとチョップとシャンクとランプを手に入れた。
ラックとチョップとシャンクは、もうすぐ来る私の誕生日に調理をするつもりだ。
ここでは、ランプを2種類の料理に使ったことと、サイゼリアのラム料理を食べたことを記したい。
ランプで作る、フライパンジンギスカンと生姜焼き
ランプを切る
前回 に書いたように、ランプはお尻のあたりの肉で、赤身の強い部位である。
ちなみに、この2つのブロックで2,400円である。約350円/100g。ニュージーランドに居た頃の値段がなつかしい。
上から見ると脂身*1で白く見えるが、横から見ると赤身の肉であることがよくわかる。
切ってるあいだにもうラム特有の匂いが立ってきて、ふへ……ってなった。 少なくとも私にとってはとても心地よく感じる匂いである。
フライパンジンギスカン
ざっくり言ってしまえばラム肉の野菜炒めである。ジンギスカンを名乗っていいのか全く自信が持てない。作り方はとても簡単で、まずはネットからタレのレシピを借りる。この人のものが今のところ最も好き。
タレを作ったら、肉と野菜を用意して炒めて、最後にタレで混ぜ合わせる感じだ。
こういうやり方でラム肉を楽しんでいる人が居るんだと知って心安らかである。スケラッコさんは個人的にもファンである。
このあとタレをかけて、ざざっと炒めて完成なのですが、完成品の写真を撮るのをすっかり忘れていました。
この肉はラムであるとは告げずに晩飯に出したのですが、おとんもおかんも特に抵抗なく食べていました。このラムの臭みが少ないおかげなのか、タレが日本人向けに調整され過ぎているのか、両親が食に興味がないのか、そのあたりの分析はできていません。個人的にはこのタレの配合はとてもいいと思っていますし、野菜もたっぷり食べれて、よいレシピだと思っています。
ラムランプの生姜焼き
ランプの塊は2パックに別れていたので、もう1つは生姜焼きにした。ラムの生姜焼きについては、ジンギスカンのジンくん のレシピを借りた:
かなりラム味(み)が抑えられ、よく言えば万人受けする味で、普通に言えばちょっとだけラム風味の生姜焼きだった。これはこれで美味しかったです。
サイゼリヤで頼むラム料理
私が住む広島には市街地にしかサイゼリヤがないのだけど、たまたま街の方に出る用事があったのでサイゼに入った。
無論、目的は、アロスティチーニ と ラムときのこのきこり風 と ラムのラグーソース(トロフィエ)である。でも知っていた。ちょうど数日前のグランドメニューの更新できこり風が消えていたことを……。ちょっと遅かった……。
でも念願であったアロスティチーニとトロフィエを食べることができた!
美味かった。まぎれもなく美味いラム肉だった。適度に脂身と弾力のある肉で食べ応えがある。単体でも十分に美味いが、"やみつきスパイス"との相性もとてもいい。よかった……。サイゼリヤ、うちの近くにも出店してほしい。
美味かった。ただ、ラム味はそれほど強くは感じなかった。粗挽きのひき肉のソースをチーズと食べるパスタとしてはとても美味しいと思った。アロスティチーニの残りのスパイスをかけても美味しかった。パスタの一種をスプーンで食べるということと、それでぜんぜん違和感なく食べられるのも1つの発見だった。
アロスティチーニが本当にラムラムしたラム肉だったので嬉しかった。僕はこういうものを求めていたのだ。
続いては、シャンクとチョップとラックの調理に移る。
→ 次回
*1:ラム豆知識: この脂身を英語ではcapと呼ぶ