大きい肉をオーブンで丸焼きすると幸せが訪れる - ローストチキンを焼こう2羽ほど
はじめに
僕には3つ下の弟がいて、先日、弟が昼飯に誘ってくれた。「めっちゃおすすめの品があるから食べてくれ。おごってやるから」と。
ココスの「王様のローストチキン(¥990)」というメニューだった。
これ:
※ (追記)どうやら、2020年10月下旬のメニュー更新で消えてしまったようだ。近所のココス2件に問い合わせたから間違いない。
すごいな。手羽付きの鶏四半身が鉄板に乗ってやってきた。迫力があった。"大満足の270g!"と公式ページにある。大満足した。
弟は、ソースとして"マスタード&マヨ"を選んだ。
「これが最強だから」
最強だった。鶏はマスタードとマヨネーズで食べるべきだ。
骨付き鶏肉を軟骨まで食べきる父親の元で育ったおかげで、我々兄弟が鶏肉を食べると最小限の骨しか残らない。「ここまで食えばこいつも満足だろう」と、食後に述べあうことが儀式のようになっている。
「やっぱ美味いわ。俺、肉だと鶏が一番好きかも知れん」
「マジか」
弟には何かと世話になっているからここらで恩を返しておこう。
「それなら近々、ローストチキン作ろうか? 鶏まるまる一羽で」
「神?」
そうだ俺が神だ。
肉ギャラリー
前年の9月まで北海道で農作業してました。1つ前の記事も見てください:
その後、2019/11から2020/02までニュージーランドに渡って、精肉加工工場で働いてました。ニュージーランドの思い出は未だにいまいち消化できてないので、この際は置いておく。ともあれ、現地では、基本自炊で調理機器もあって、塊肉が容易に手に入る環境だったから、よく肉を焼いた。
大きい肉を焼いた思い出を貼る:
「でかい肉を焼くと人は幸せな気持ちになる」という知見を得た。今年の2月に帰国して、それに合わせて前会社も辞めたのだが、巨大な肉を焼くのは楽しいという経験は残った。実家にはオーブンレンジがあるため巨大な肉を焼く経験を活かすことができる。
よし、焼くで焼くで
とりま丸鶏が要る
ローストチキンを作るためには丸鶏が必要だ。羽がむしってあって、首と内臓とが抜かれた丸々の骨付き鶏肉だ。大きいスーパーの精肉コーナーにたまに並んでいる。そう高価でもない。1羽1,000円くらいだったと思う。近場のスーパーを順々にめぐっていく。なかなか見つからない。
めぐったスーパーマップ:
……おかしいな、どこにも売られてない……。「精肉棚の鶏コーナーの端っこあたりに並べてある、ビニールパックで真空梱包された丸鶏」の映像は僕の脳の中に確かにある。
あ、ハナマサで見たのか? 茨城・東京に住んでいたころはハナマサでよく買い物をしていた。そうかも知れない。ハナマサに行くのが安牌か。調べてみたらハナマサは広島には出店していなかった。ぐおあ。
スーパーを7軒めぐってようやく気付いた。俺が丸鶏を見たのはクリスマスの時期だったんだ!! あの時期だったからスーパーに丸鶏があったんだ!! 脳が若返るようなアハ体験があった。
脳がパリっとしたものの、しかしそうなるとこれ以上スーパーを探索する意義は薄い。
それなら肉は肉屋だ。それなら肉屋に発注しよう:
国道191号線の可部中央交差点を西に折れ、200mほど直進すると、向かって右手に精肉店がある。「旭屋精肉店」だ。何度も通っている道なのに、ここに肉屋があることすら気づいてなかった。ニュージーランドから帰国して、国際免許証を返納するために最寄りの警察署に向かっているときに初めて存在を知った。精肉に向かうセンサーがまだ過敏だったのかも知れない。
電話をかけて、お肉の注文ってできますかね? と訊いてみる。できますよー! と、気のよさそうで、僕より20くらい上だと思うお姉さんが答えてくれた。ローストチキンに使えそうな丸鶏を2羽 注文したい旨を伝える。ちょっとお時間いただくけどいいですかね、ってことで、ぜんぜん急いでないんで1週間後とかで大丈夫ですー、と答える。
丸鶏お出迎えからの観察
というわけで1週間後に2羽の丸鶏を手に入れた。
つつがなく取引は完了した。丸鶏2羽を受け取って電車で帰宅した。
冷凍だった。即日で焼くつもりだったが気持ちがしおれた。冷蔵庫に1日置いて解凍する。
1日明けて上手く解凍された。どうせなので観察してみよう:
ちなみに、この大きさで1.2kgくらいでした。2羽で2.4kgぐらいの2,500円だった。100g100円くらいか。
下準備と詰める具材と
弟は野菜が嫌いだ。彼の好みは肉・炭水化物・脂である。高2くらいの味覚してる。
つまるところの最適解はこれだ:
ガーリックライスのレシピはこのサイトのものを借りた:
もう1羽には普通に野菜を詰めた:
このサイトのレシピを参考にさせてもらった:
あと、首を残したままだとややキモかったので切り落としてスープにしました:
ああ、あとそう、丸鶏の腹腔の容積ってどれくらいなのか? と気になって水を入れてはかってみたのですが、数値をメモってなかったので忘れました。残ってる写真的には750mlくらいなんじゃないかと思う:
焼くぜ焼くぜ
丸鶏の準備ができた。ブロッコリー・じゃがいもをゆでて切り、またプチトマトを切り、鶏のまわりにもりつける。
焼けたぜ焼けたぜ
230度で40分ほど焼きました:
以上が野菜を詰めた方の鶏で、いわば試金石でした。本命の、ガーリックライスを詰めた鶏がこちらとなります:
最後に豆知識: ガーリックライスや野菜を詰めたはいいけど、これって何? 尻から掻き出すのか? と心配してましたが、家庭にある普通の包丁で焼きあがった鶏を縦方向に両断することは容易でした。ざくっといけます。
おわりに
家族全員、大変に満足することができました。丸鶏が2羽あると5人家族で腹いっぱい食べることができます。弟氏もご満悦で作った甲斐がありました。
丸鶏の入手経路が確保でき、自宅にオーブンレンジ的なものがあれば、作成はさほど難しくないのでローストチキンおすすめです。特にガーリックライスいいですね、これ重すぎるんでは? と下準備のときには思いましたが、鶏の脂がしみたガーリックライスの美味さはとてつもなかったです。
北海道の大根農家で4か月ほど働いた記録
はじめに
2019/06まで無職してたんですが、高校の同期が所属する会社に拾ってもらって職を得ました。
この会社:
コピーネは農業関係の会社で、土壌の病原菌の解析を行う業務が半分、人手の足りない農家さんちに人材派遣する業務が半分。後者の業務として、私を含む3人が、2019/06/25から2019/10/15まで、北海道の大樹町という地域の大根農家さんちで働いてきました。
この農家さん:
... 「畑の真ん中だより」というブログが濃密で読み応えあります。
無事に任期を満了して実家に戻ってきた。記録を残しておこうと思う。
仕事内容
農家さんちで働くとなると、たいていは畑での作業になるらしい。収穫とか除草とか。
ここでの仕事はちょっと違って、ほとんどは選果場での作業だった。ここの農家さんは敷地内に選果場を持っている。収穫された大根を洗浄・選別・箱詰め・保存するための施設だ。
早朝に収穫された大根がこの選果場に運ばれてくる。運ばれてきた泥付きの大根はウォッシングマシーンに投入され洗浄される。洗浄された大根はコンベアに並べられ、出荷可否の選別を受ける。人の目チェックの手作業である。小さすぎる・大きすぎる・曲がっている・根が二股以上に分かれている・痛んでいる・虫食いがある・穴が空いている、こういう大根は廃棄される。出荷可と判断された大根は、サイズ別に等級を振られて、箱詰め・梱包される。等級の振り方は重量で決まる。M・L・2L・3Lの4段階の基準があるようで、コンベア上に設置されている重量計がその判別を自動的に行う。
この一連のライン作業を、13,4人がそれぞれ持ち場について回していく。
私の仕事は、収穫されてコンテナに詰めてある大根をウォッシングマシーンにひたすら投入していく、というものだった。
ウォッシングマシーンは2レーンある。投入役2人と補助役1人のスリーマンセルで作業を行う。ブルーのフレックスコンテナ1基には約400本の大根が入っている。1日に処理するコンテナはだいたい60基。つまり、1人あたり30基、400本×30基=12,000本の大根を持ち上げてコンベアに置けば、その日の仕事は終わりである。
始業は8:30。まず1時間45分ラインが稼働し、15分休憩。そののち1時間30分ラインが稼働し、1時間の昼休憩。コンテナの数やラインに就く人数に依って終了時刻は前後するが、おおむね、15:00には選別作業が終わる。それから45分くらい掃除して解散である。実労働は6.5時間くらいだ。
基本的に週6日稼働の1日休みだった。これは事前に通告されていた通り。ただし、お盆休みや、大根の生育状態が良くないとか、台風で出荷の船が止まるとか、そういう理由で2,3連休が挟まることもあった。基本は日曜が休みということだったがずれることも多々あった。農家さんでの仕事なので仕方ないだろう。ちなみに、農家さんちで仕事をする場合は「雨が降っていたら休み」という感じで休日が決まるケースもよくあるらしいが、ここでの仕事は屋根の下で行うため天候は関係なかった。
「おもしろい仕事でした?」と聞かれたら、……いやまあ……おもしろいとは言いがたいが……だってずっと大根持ち上げてコンベアに置くだけだし……、悪い仕事ではなかったと思う。作業しながら3人で喋ってもいいし、黙ってやるなら考え事もできる。食べ物という人の生活に欠かせないモノに関わっているのだ、という気位も持てる。
個人的には「純粋な肉体労働」が新鮮だった。
無職になるまで3年くらい私はSEをしていた、完全なるデスクワークだった。ここでの仕事の最初の1,2週間、業後にはもうバッキバキに疲れていた。これまでにないほど腹が減る、それゆえにめっちゃ飯を食う、なのに1ヶ月で3kg痩せた。65kg→62kg。それでも体は慣れていくものである。だんだんと筋肉が付くのだろう、徐々に疲れないようになった。現在の体重は64kgだが、62kgからの2kgの増分は筋肉だと思われる。ここでの仕事を終えた今、明らかに、ここに来る前よりもシルエットがすっきりした。さらにいえば、どう考えてもSE時代よりも健康になっている。慢性的な体調不良がたたって前職を辞めた私としては「こういう健やかな暮らし方もあるんだな……」と思ってしまう。
日々の暮らし
寝泊まり
この農園には2つの寮がある。それぞれ、新寮・古寮と呼ばれている。
新寮の2Fには、ユニットバス付きの個室が6つあり、社員およびアルバイトを6人まで収容できる。1Fには会議室と食堂とキッチンが併設されている。
古寮は1階建てのプレハブ小屋で、共用のリビング・風呂・トイレと、3つの個室を有している。
我々3人は古寮で寝泊まりすることになった。新寮には朝早くから収穫に出る社員さんも寝ているから19:00-20:00には電気が消えてみな眠りに就く。新寮から離れている古寮は委細に関係ない。リビングでよく酒盛りしてた。
通勤
選果場も寮も敷地内にある。寮から選果場まで徒歩30秒くらいである。通勤という意味ではなんら不自由はなかった。敷地内に寮があるというのはけっこう珍しいみたい。そういう意味では非常に恵まれた職場だった。
食事
仕事のある日は朝昼晩の3食が提供される。朝ご飯は、新寮の食堂の冷蔵庫から好きな物を取り出して食べるスタイル。昼ご飯と晩ご飯は、大石さんちの親族であるFさんが作ってくださる。美味しいんだこれが。
農家さんちらしく、レシピは野菜を使ったものが多い。1週間の献立をメモしてみた。こんな感じ:
7月21日(日):
- 昼: 炊き込みご飯, 味噌汁, 茹で野菜に鰹節のせたの
- 夜: 米, 味噌汁, 茹で大根に肉みそかけたの, きゅうりとカニカマの酢の物, 南蛮味噌
22日(月):
- 昼: 米, 味噌汁, サバ味噌, 白菜と豚肉を煮たの
- 夜: 米, 鮭汁, 切り干し大根の煮物, マカロニサラダ
23日(火):
- 昼: 米, 味噌汁, 鶏のから揚げ, きゅうりとわかめの酢の物
- 夜: 米, 味噌汁, 青椒肉絲, シーチキンとトマトのサラダ
24日(水):
- 昼: 米, 餃子スープ, サンマ, おでん
- 夜: 米, 味噌汁, 酢豚, コロッケ
25日(木):
- 昼: シーフードカレー, カニカマとトマトのサラダ
- 夜: 米, 味噌汁, 豚肉と大根の煮物, もやしナムル
26日(金): 選果場お休み
27日(土):
- 昼: 米, 味噌汁, さんまの煮つけ, 切り干し大根と豚肉の煮物
- 夜: 米, 味噌汁, 豚肉と白菜の煮物, きゅうりの酢の物
28日(日):
- 昼: 米, 味噌汁, とんかつ, ポテトサラダ
- 夜: 米, 味噌汁, 豚皿, 野菜の何か
29日(月):
- 昼: 米, そうめん, 手羽大根, 漬物
- 夜: 米, 味噌汁, とんかつ, きゅうりとカニカマの酢の物
選果場が休みの日はFさんもお休みなので、おのおの生き延びる必要がある。
気候
大樹町は、北海道の道東に位置する。あのあたりって涼しいらしいねという想像のとおり、夏でも過ごしやすい場所だった。8月初旬の1週間くらいだけは気温も30度まで上がり、選果場も蒸して危うく熱中症になりかけたけど、それ以外は 本州の気温 - 10℃ くらいで気持ちよく過ごせた。だってお盆の時期でこれだもん:
10月に入ってからは朝の気温が1桁で、最終日の10月15日あたりに至っては氷点下だった。暑いのが嫌いな方にはうってつけの地。
町までは遠い
この農園は、大樹町の中心から10kmくらい離れている。遠い。その道すがらに商店はない。畑と牧場しかない。町まで出れば、スーパー・コンビニ・ドラッグストア・ホームセンターなどの店があり、暮らしに必要な物品は問題なく揃う。町まで出るためには車なりバイクなりがないとなかなか不自由する。自転車(貸してもらえる)で町まで出られないことはないが片道40分くらいかかる。2回だけ自転車で町まで出たが、……なかなかしんどかった。仕事仲間のなかには、1日の仕事が終わってから自転車で町まで行く剛の者も居た。すごいなと思った。
ネット環境
(新寮の事情はよく分からないけど)古寮にはネット環境がなかった。WiMAXルータを使っていたから持っていこうと思っていたけど、対象エリア外だった。携帯の4G回線は(ちょっと弱いけど)入るので、通信上限を上げてなんとかした。
おわりに
もっと詳細に書きたいが次の仕事まであんまりヒマがない。ぼつぼつ追記するかも。
この農家さんは、毎年、シーズン(6月下旬~11月中旬)が近づくとバイトの募集を出しているようです。北海道で農作業してみたいという方はエントリーしてみてはいかがでしょうか。サイトのリクルートページに募集が掲載されます:
その他、北海道での生活はFacebookにもろもろ投稿しています。公開の設定にしているので、気になる方は眺めてみてください:
https://www.facebook.com/profile.php?id=100034555892596
【珍しいものを食う】広島産鹿肉のステーキと燻製
鹿肉のブロックを手に入れた
先日、広島の三次に位置するトレッタみよしという施設に遊びに行った。そのときに、現地で狩猟された鹿のモモ肉冷凍ブロック600gを購入した。
今日はこいつを調理していきたい。半分はステーキにして、半分は燻製にする。
下準備
冷凍ブロックなのでまずは解凍を行う。ネットの記事を参考にして、氷水を張ったボールで時間をかけて解凍する。
氷が融けたら追加して、と繰り返し、4時間ほどで概ね解凍された。パックから取り出して分割する。
薄く切った肉をステーキにして本日の晩飯として供する。塊と切れ端はいったん塩蔵して後日に燻製として処する。
鹿肉ステーキ
うえっへ、今日はステーキだ。しかし、モモブロックだと了解して買ったが、マジ赤身だな、脂肪分が見当たらない。
鹿の肉は淡泊で好みが分かれるらしい。トレッタみよしには冷凍の猪肉も売られていたが、鹿と比較すると、猪は豚に近く万人に愛される味だと言う。"山賊ダイアリー"を読んだから俺は詳しいんだ。
まあいい、猪はいつか食べたことがある。いつ食べたかも味も覚えてないけど。今日はこの鹿に集中しよう。
手順は、牛肉のステーキと同様だ。塩と胡椒を肉に振りかけ、薄切りのにんにくを低温で暖め、強火で肉の表面を焼いたのち、弱火で火を通していく。冷凍されてたから大丈夫とは思うけど寄生虫とか怖いのでがっちりウェルダンにする。ステーキを取り出したフライパンにバターを溶かして、醤油と赤ワインを加え、上手いことソースを作成する。よろしい。小さいバターを載せ、クレソンの葉を添えて、鹿肉のステーキ完成である。
さて食べよう。
総評すると、"すげー美味いわけでもないし、すげー不味いわけでもない" という評価に困る味だった。赤々しい肉だから、血やレバーの風味がするかなと思ったけど、それほどでもない。かすかにはする。脂肪分が薄いから添えたバターとの相性がいい。なん……だろうな……。嫌な風味というほどではないけど、野性味はある。牛とか豚とかとはちょっと違う臭みがある。種が違うんだからそりゃそうだが。。。
肉質は、思ってたよりずっと柔らかい。なんだろ、抵抗なく"バラける"という感じ。繊維質なのかな。少なくとも、顎が疲れるということは全くない。
いや、不味くはないんだ……。なんかこう、……微妙なんだ……。ぜひまた食べたい! という感じではないな……。
鹿肉燻製
ステーキはちょっと俺の好みではなかったかな……。相性ってあるよね。
続いては燻製だ。ここのレシピを借りた:
残りの半身にフォークを突きさしたのち、ジップロックにつめて、ソミュール液に漬ける。
これを4日間ほど冷蔵庫に安置した。日数は適当です。4日後、液から肉を取り出して、塩抜きのために水没させて1時間ほど待つ。ここで塩抜きが不十分だとかなりしょっぱくなってしまうとのこと。端を少し切って、レンジでガッと火を通して食べてみる。おお、いいじゃないか。黒コショウを強めに効かせたのがよかったか、いい感じのスパイシー感がある。キッチンペーパーで表面を拭いて、ラップせずにふたたび冷蔵庫に入れて乾かす。
そうして鹿肉はこうなった。ちょっと赤みが薄らいだ感じ。
さて燻していこう。塊の方を下段にセットし、切れ端の方を上段にセットする。焼いてる途中に肉汁がチップに垂れると肉に酸味が付いてよくないらしい(山賊ダイアリーより)。今回は無視した。
15分ほど燻したところで、切れ端とウインナ―を取り出す。塊肉の方は15分では火が通らない感じがしたので、さらに15分燻した。
そうして取り出しましたるはこちら:
もし火が通ってなかった場合は、薫香はもう付いているから、グリルとかトースターとかで熱を入れればいいらしい。今回はこれでよさそうだ。
粗熱が取れたら、さあ食べてみよう。
おお、いいぞ、俺はステーキよりもこっちの方が好きだ。薫香と香辛料の風味が、鹿の淡泊かつ若干の獣くささと合っている。……合っているのだが噛み続けていると、やはり鹿っぽさが勝ってくる。かすかな血感と、かすかな(あまりいい方向ではない)草っぽさ…? 珍味という感じだ。3,4枚いただいたらそれ以上はいいです、となった。けっして不味くはないんだ……。
もうちょいがっちり香辛料を効かせた方がよかったかも知れない。……と思ってレシピを見返したら、塩抜き後にニンニクと香辛料を塗りこむ工程を忘れていた。しまった……。
燻製セカンドチャレンジ
ちなみに、ついでに、6Pチーズ・ウインナー・厚切りベーコン・鮭の切り身も燻製にした。
- 6Pチーズは、前回 と同様に、安定の美味しさ。
- ウインナ―は、風味はよくなったものの、中身の美味さが勝ってそう強まらなかった。
- ベーコンよろしい! これはとても美味い。もとより3倍くらい美味しくなった。
- 鮭はちょっと切り身が厚すぎた。表面は確かに薫香が付いていて美味いが、中身は普通の焼き鮭になってしまった。ただの焼き鮭ゾーンが多すぎてせっかくの薫香がかき消された。
犬もよろこぶ鹿肉スペアリブ
鹿肉ブロックを購入した際に、犬用の、鹿スペアリブジャーキーという商品も同時に購入した。
食パンを焼く。思ってたよりも100倍くらい簡単だった
実家にホームベーカリー機があるが使われていない。こいつで食パンでも焼いてみよう。
取説を眺めて材料をそろえる:
あっ、これぜんぶ突っ込めば焼きまでやってくれるんです? 練られた生地を成型とかしなくていいんですか。
4時間ほど待ったら見事に食パンが生成された。なんなの、パン焼きでも趣味にしようと思ったのに、こんなに簡単にできるの。
手軽なのは分かったのでぼちぼち他のパンも試そうと思う。それにしても簡単に過ぎた。
あの日来たオーブンレンジの機能を僕達はまだ知らない。
家に割とよさげなオーブンレンジがある。あるのだが、いまいち使いこなせていない。
あたためだけにしか使われないのもかわいそうだ。誰だって生まれもった能力を発揮したいだろう。と感傷的になったので取説を引っ張り出して眺めてみた。無職なので暇なんです。
……ええ、オーブンレンジで揚げ物ができるの? 庫内で油を熱するのか? マジで? と思ったけど、よく読んだら、パン粉を付けた食材をオーブンで焼くだけだった。びっくりした。でもちょうどいい、折よく、冷凍の白身魚切り身が余っている。こいつでフライ(もどき)を作ってみよう。
「パン粉をオリーブオイルで煎れ」と取説にあるので従う。
あとは通常のフライと同じように小麦粉・卵・パン粉を付ける。
そうして、角皿に切り身を並べる。オーブンレンジを"26 エビフライ"に設定してゴーシュート。
焦げを払って食べてみる。焦げ臭さを差し引いて言うと、衣はサックリ…というよりカリッとしていてきちんとフライとなっている! 油で揚げてないぶん食感が軽い。それでも、油っぽさがなくて満足できない、ということはない。パン粉をオリーブオイルで煎ったのが効いている。「ただのパン粉焼きになっちゃった、やっぱり揚げ物は揚げないとね」という結論になると思っていた。いい意味で裏切られた。揚げ油を用意するのが面倒なときの代替策として十分にありだ。焼き時間を研究してまたやってみよう。
取説に掲載されているレシピ集を眺めると、こんなものも出来るの…!? と驚く品が数々ある。焼き芋・ハンバーグ・魚の照り焼き・ロールキャベツ・筑前煮・手作り豆腐・焼きそば・コーヒーゼリー etc。なんでもできるじゃないか……。オーブンレンジさん、きっちり活用していこう。
あと、取説って読んでみると発見があって楽しい。
ニッチながらおすすめ: ビッグサイズ製氷トレー(247円) ~ 1人暮らしサイズの冷蔵庫に付属している製氷トレーはすぐ捨てろ
今週のお題「新生活おすすめグッズ」
ほかのブロガーさんがメジャーなところを抑えてくれるだろうから、俺はニッチなところを攻める。
新生活、特に初めて1人暮らしを始めた人々に対して、私は伝えたい。
たぶん、1人暮らし用の冷蔵庫を買いましたよね? たぶん、製氷トレーが付属されてましたよね? それは捨ててしまえ、製氷トレーはデカい方がいい。付属の製氷トレーで出来る氷は小さすぎる。
春っぽい気候になってきましたが、これからどんどんと暑くなってきます。屋外から帰宅して、コップに氷を詰めて、水なりジュースなり飲みたくなります。さっと飲んでザッと洗うならいいんですが、ちょっと置いとくと氷が融けてすぐぬるくなってしまう。なぜぬるくなるのか。シンプルな答えを示そう。氷が小さいからだ。それなら最初からデカい氷を作ればいい。長持ちするぞ。
そこでアフィしますは アスベル フタ付ビックアイストレー L-10 :
ちゃんと測ったわけではないですが、冷蔵庫付属の製氷トレーで作れる氷の倍は大きい氷が作れる。ふたが付いているのもありがたい。雑然とした冷凍庫に水を入れたトレーを安置するのってけっこう手間です。こいつはふたがあるので、ふた閉めて、冷凍庫の混沌を底から持ち上げて隙間に差し込めば済む。
たかだか数百円の品が、あなたの夏をそれなりに快適にするでしょう。買おう。
*
さらに清涼感を求めるならば、断熱タンブラー もおすすめです。こっちはちょっと高いのでお金に余裕のある方に:
サーモス 真空断熱タンブラー 420ml ステンレス JDE-420
- 出版社/メーカー: サーモス(THERMOS)
- 発売日: 2016/02/01
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログ (2件) を見る
この品じゃなくてもいいかも知れませんが、断熱タンブラーは本当にぬるまない。
こういうのってビールとかチューハイとか飲む人向けなんでしょ? ってことはない。水でもお茶でもジュースでも、上記の製氷トレーで作った氷といっしょに断熱タンブラーに突っ込んでおけば、マジで夏でもぬるくならない。断熱タンブラーは結露もしないのでテーブルも濡れない。最強。
*
まだ4月なのに夏の話をするなという感じですが、まあ。
【珍しいものを食う】のらぼう菜のおひたしと油炒め
先日、トレッタみよし という施設に遊びに行った。
てっきり、よくある産直市みたいな店舗だと思っていた。違った、なんというか、もっと現代的でおしゃれな施設だった。農産物の売り場もそれなりに取ってあるが、それよりは加工品や三次グッズの売り場面積の方が広い。レストランやパン屋も併設されている。すぐ近くにはワイナリーや運動公園や美術館なんかもある。レジャーや観光に来てくれ、という熱を感じる。
さて、チーズとかお惣菜とかも買いつつ、しかし、私の目当ては地元の農産物、特に、見たことない野菜である。今回は、のらぼう菜 という初見の野菜が陳列されていたので購入した。
のらぼう菜単体の味を見るべく半分はおひたしで、残りの半分はポップで推されているように油で炒めてみよう。
のらぼう菜のおひたし
青菜一般のおひたしと同じように作ってみよう。熱湯に茎から入れて20秒、全体を入れてさらに20秒ゆがいた。冷水に取る。しぼって水気を落とす。
ちょっと味見をしてみよう。
なるほど、ポップのとおり、苦みもクセもない。しゃくしゃくしていて食感もいい。ゆでたアスパラガスのような風味があって美味い。これもう余計なことせず、このまま切り分けて食卓に出せそうだ。
冷めてしまうとアスパラの風味は消えてしまった。それでも、単体で美味しく食べられる優秀な野菜だ。醤油も用意したけど結局使わなかった。アクが無いことにも気付く。ほうれん草とか小松菜のおひたしって、味は好きだけど、口の中がぎしぎしするからあまり好んで食べない。のらぼう菜のおひたしはぎしぎししない。その点でもとても気に入った。
のらぼう菜の油炒め
今度は炒めてみよう。ざっくり切り分けて、ごま油で炒めて、軽く塩コショウを振った。
なるほど、おひたしとはまた異なる装いだ。おひたしとは違ってちょっと苦みが出るようになった。とはいえ、そのあとに香ばしさと甘さがやってくるので、クセというほど独特な味わいではない。味が似ている野菜を思いつかない。油と相性がいいのは分かる。ポップに書いてあったとおり、マヨネーズをちょっと掛けてみたら、これはまた美味い。
なかなかよかった。もしまた見つけたら買おう。
次回予告: 鹿肉のステーキと燻製
トレッタみよしでは、冷凍の猪肉と鹿肉も売られていた。
ミンチだけでなくブロック肉も売られていた。猪肉はどこかで食べたことがある。鹿肉は食べたことない。思い切って、600gの鹿肉ブロックを買った。折を見てこれも食べてみたい。
↓ 食べた
燻製ファーストチャレンジ: 6Pチーズ・鶏ササミ・茹で卵・チャーシュー・味付け砂肝
燻製チャレンジ
実家を出ている弟が、「もう使わんから」と、コンロで使える燻製器とチップを実家に持ち帰ってきた。製品としてはたぶんこれ:
燻製!! 興味はあった。
- 大学時代に友人が中華鍋を使った燻製を食べさせてくれた。おいしかった。
- 社会人になってから、有志でやる会社BBQに手製の段ボール燻製器を持ってきた人がいた。おいしかった。
いいなーと思っていたが、しかし、中華鍋なり手製燻製器なり、なんかハードルは高そうだなとも思って、自分ではやったことがなかった。こんな手軽そうな燻製器があるのね。渡りに船である。
臭いはどうなんだろう。弟は自宅のキッチンで作ってたようだし、まあもう賃貸じゃなくて実家に移ったから多少は臭いついてもいいだろうし、と試してみることにした。
具材は以下5種:
- 6Pチーズ
- 鶏ササミ
- 茹で卵
- チャーシュー
- 砂肝
1~3は燻製器の取説にも載っていた定番の品だ。鶏ササミはサッと塩ゆでした。
4は、このあいだのラーメン作りで余ったやつ。
5は、スーパーをぶらぶらしていて、これを燻製にしたら美味いんじゃないのかとティンと来たもの。
さてやってみよう。
6Pチーズ・鶏ササミ・茹で卵・チャーシューを燻す
各種具材の下ごしらえを済ませて、燻製器にチップを入れてコンロに載せる。おお、チップの時点でけっこう木の匂いがするんだ。その程度の初心者です。
この燻製器は2段に網をセットできる。下段にササミ(大)と茹で卵を、上段にササミ(小)と6Pチーズをセットした。なお、ササミに大小があるのは、ちゃんと筋を取ったの(小)と、筋を取るのが面倒くさくなったの(大)が混在しているためである。結果として、特に取らなくてよかった。
蓋を被せていざ点火する。こんな土鍋みたいなのを液体なしに直火に掛けていいのかと気になるが、「その辺は万全だ」と取説に書いてあったから信頼する。
点火から2,3分ほどすると、蓋の隙間からわずかに白い煙が漏れ出してきた。燻製って、もっともっくもくに煙が出るものだと思っていたのだが、こんなものなのか。燻製器から離れていると匂いもない。鼻を近づけると、たき火の匂いがする。木の焼ける匂いである。俺は何を当たり前のことを言っているんだ?
6Pチーズは点火から4,5分で取り出せと取説にあったので従う。こんなわずかな時間で燻されるものなのー? 煙もさして出てないじゃないのー?
蓋を開けると薄いきつね色に色づいた6Pチーズが並んでいた。うっひょ。すげえ。
……うああ!! 蓋を開けると煙いわ! マジで煙い! たき火の煙がこっちに来たときと同じ感じで煙い! 目に染みる! 鼻が痛い!
負けずにササミをひっくり返して、チーズを取り出して空いたところにチャーシューを並べ、再度ふたをする。
それからさらに5分ほど弱火で熱し続ける。「消火後、そのまま放置するといい色になるよ」と取説にあるので従う。
そうして出来上がったのがこの一皿である:
思った以上に簡単じゃないか。ササミに火が入るのか心配だったけど、きっちり入っている。そうですよね、燻製って、煙自体の熱さで火を入れるものだと思い込んでいたけど、直火にかければ燻製器の中はそれなりの温度になりますよね。
ところで、臭いはどうか。キッチンで燻しを見守っているあいだは、臭いしないじゃん、と思っていた。キッチンから続くリビングに移っても特に臭いはしない。換気扇は優秀だな。しかし、いったんリビングを出て犬の世話とかして、再度リビングに入ったら、やっぱ煙臭かったことを付記します。やっぱまあそうですよね。
砂肝を燻す
砂肝の燻製は美味しそうだと思うけど、燻製初体験者にはどう燻すのが正解か分からない。素直に先人の知恵をお借りする。いくつかヒットしたサイトを見て、こちらのレシピを借りることにした:
レシピどおりに砂肝に下味をつけてから、30分ほど燻した。
上記リンク先では、もっと赤みが残っていて、ソフトなテクスチャをしている。今回はちょっと燻し過ぎた……というより熱し過ぎたかもしれない。
薄くスライスして食卓に供する。
実食する
それぞれの燻製を本日の晩飯の一部として提供した。実家暮らしニートのせめてもの親孝行である。リビングを臭くしてすみません。
感想:
- チャーシュー以外はどれも元の素材より美味い!!
- チャーシューは、味はともかく、食べるまでに脂が冷えてしまい別の意味でダメだった。脂質に富むものは燻製に向かないのか。
- 素材が比較的に淡泊なもの(卵・ササミ)にスモーク臭が加わる感じと、
- 素材が比較的に濃厚なもの(チーズ・味付け砂肝)にスモーク臭が加わる感じとは、評価の方向が異なる。
- 前者について、"薫香"は、素直に味の1種となる。スモーキーさが単純に加わることで味が増す。
- 後者について、"薫香"は、調味料の1種となり、(きちんと調和すれば)スモーキーさは相乗効果をもたらし味が格段に増す。
- チーズと味付け砂肝はスモーキーさがばっちり合っていた。
- チーズはべらぼうに旨みが高まった。今回の中ではいちばん美味しいと思った。
- 味付け砂肝も美味い。味付けと肉の風味のせいか、ウインナ―の風味に近い。それが砂肝単体によく合う。燻された醤油の匂いもいい。
- どの品も、ミルで挽いたブラックペッパーを掛けると1.4倍くらい美味しくなった。やっぱ、スモーク臭とスパイスというのは合うのか。
最後に大きな反省点として、燻製は他の料理とおおむね調和しないという教訓を得た。晩飯の一部として出したのは大きな間違いだった。ほかの料理を邪魔するし、ほかの料理に邪魔される。スモーク臭というのは味として割と変な方向を向いている。おかずにはならない。つまみとしてたしなむものだ。……うん、まあ、わかってたことじゃないか? と言われたら、わかっていたことのような気はする。
とはいえそれは私のミスであり、全体的な満足度は高い。チップもまだあるしまたやろう。
豚足を煮て自家製ラーメンを作った(後編)
前編より。
昨晩はソバを食べることになったが、さて今日は豚足ラーメンを食べよう。昼飯とする。
こちら、3時間ゆがいた豚足さんとなります。トースターで20分ほど焼いて、表面をかりかりにした:
よしよし。豚足はできあがった。ラーメンも作ろう。
麺はマルタイラーメンが最高ですよ。粉調味料もついて2束で100円。うまいです:
昨日、作成したスープを暖めなおして、そのわきでマルタイラーメンをゆでる:
その他、チャーシュー・茹でもやし・きくらげ・紅ショウガ・小ねぎも準備はできている。
スープをどんぶりに注ぎ、ゆで上げた麺をいなし沈める。各種のトッピングを載せて、完成:
うまいうまい。スープはとろっとしている。とがった味ではなく、優しく豚臭くてうまい。具がどれも味に合う。これはまた作ろう。
豚足も超うまい。3時間煮込んだおかげでとろとろである。トースターで焼いてパリっとした皮目も美味い。からし酢醤油がとても合う。塩コショウとレモン汁を掛けるのもまたこれはこれで美味い。やっぱ豚足すきだなあ。
満足した。みんなも食べようぜ豚足。
豚足を煮て自家製ラーメンを作った(前編)
広島はホルモンに強い気がする。"せんじがら" とかも有名ですしね。
そのへんのスーパーでも生ホルモンが陳列されている。
茨城・新潟・東京に住んだことがありますが、どこも、生ホルモンはあまり売られていなかった。せいぜい、パック詰めで冷凍された品が狭く置いてあるくらいだった。
ホルモンの一種と言えると思うが、豚足 もまた、広島だとラフに売られている。豚足好きなので嬉しい。今まで住んだ地では、真空パックに詰められて妙に高いか、そもそも売られてないかだった。こんな手軽に手に入るのはありがたい、広島に帰ってきてよかった。
さて、ところで、いつも見ている料理サイトがある。
ここです:
よくある料理サイトでは取り扱ってないようなレシピが多くて楽しい。写真もとてもきれいだ。
このサイトで豚足を検索したところ、案の定ヒットした:
おっ、豚足で作るラーメン、美味そうじゃないか。これを作ってみることにしよう。
材料:
- 豚足3本
- 豚バラブロック
- マルタイラーメン
- 小ねぎ
- もやし
- キクラゲ
- しょうが
- にんにく
豚足を3時間くらいゆでて、そのスープでラーメンを作るのだ。それだけといえばそれだけ。
東海林風チャーシュー
まあ少し工夫しよう。ラーメンの具とするべくチャーシューも作ろうではないか。
チャーシューもまた、上記サイトで素敵なレシピが公開されている:
こいつは手軽なのに本当に美味い。
豚バラブロックを火が通るまでゆでて(酒とか薬味とか入れず、ただ水で煮ればいい)、ゆであがったらビニール袋に入れて醤油に漬けるだけだ。酒とかみりんとかしょうがとかにんにくとか必要ない、醤油オンリーでいい。そんなばかなと思うかも知れないが、これだけでかなりうまいチャーシューができる。
30分ほど漬けると...
これだけで味よいチャーシューが出来ます!! おいしいんですよこれが!!
豚足でラーメンを作る未遂
さて、チャーシューは整った。豚足を煮たててゆこう。
長ネギの青いところとショウガとニンニクとを、豚バラブロックの煮汁に加えて、そこに豚足を投入して沸かす:
あとはことこと3時間ほど煮るだけである。ときおりアクを掬ったりしながら気長に見守る。そのわきで、小ねぎを切り、もやしをゆで、乾燥きくらげを戻し、近くのスーパーに紅ショウガがなかったから 自家製し 、豚足が煮上がるのを静かに待つ。
3時間経った。
豚足を取り上げ、アルミホイルに安置する:
よろしい、準備は整った。豚足ラーメンを作成しよう……と思ったが、なになに。
父から連絡が来ていた。「夜はソバ食べたい」。あっ、そうですか、はい、分かりました、あっさりしたものが食べたいのですね、それではこれらは明日の飯にしましょうか。ニートしている私に決定権は無い。
スープと豚足は冷蔵庫に保存し、豚足ラーメンは後日に供することとした。前編おわり。後編へ続く。